はじめてUNIX で仕事をする人が読む本 の備忘録 18
お世話になった本
この連載ブログを書くにあたり、お世話になった本がこちら。LPICと被っているところもありますが、実務での使い方なんかも扱っており、良書だと思います。
- 作者: 木本雅彦,松山直道,稲島大輔
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/03/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (5件) を見る
第3部 ネットワーク技術編
第18章 IP関連の技術
IPを使用していく上での関連が深い、いくつかの技術を紹介してくれている。
名前解決
IPアドレスだけだと人間が覚えるのに限界があるため、技術が生まれた。
最初は、各端末の /etc/hosts
ファイルにIPアドレスと名前の対応を作り保存することで名前解決を実施していた。
ネットワークが世界に広がっていく中で、管理しきれなくなり、DNS
の概念が生まれた。
階層型の名前解決である。
www.example.co.jp
で言うと
正式名称(FQDN) は、www.example.co.jp.
である。
右から解説すると、
.
はルートDNSサーバ。ここで各国のgTLD を名前解決している。なので、jp.
を持っているDNSサーバの情報を問い合わせ元のDNSサーバに返す
jp.
は日本のどこかで管理されている。そこで、co.jp.
のDNSサーバの情報を解決できる
co.jp.
は example.co.jp.
を管理している。ここまで来ると結構企業の内部のDNSサーバだったりする。
example.co.jp.
はwww.example.co.jp
を知っている。なので、www.example.co.jp
を名前解決し、IPアドレスを返す。
晴れて、クライアントはwww.example.co.jp.
にアクセスできる。
IPアドレスの付与
これは省略
アドレス変換(NAT / NAPT / IPマスカレード)
IPアドレスは世界中でユニークでなければならない。しかし、数は有限である。そこで出てきたのが、このNAT等の技術。
IPマスカレードは、NAT/NAPT の総称でもある(はず)
トラブルシューティング
よく使うコマンド
ping
ping6
traceroute
traceroute6
tracepath
ifconfig
arp
netstat
dig
tcpdump
以上で、第18章 IP関連の技術について終わります。
次回は最終章、第19章 ネットワーク・セキュリティをアップします。頑張りまっしょい。