はじめてUNIX で仕事をする人が読む本 の備忘録 11
お世話になった本
この連載ブログを書くにあたり、お世話になった本がこちら。LPICと被っているところもありますが、実務での使い方なんかも扱っており、良書だと思います。
- 作者: 木本雅彦,松山直道,稲島大輔
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/03/25
- メディア: Kindle版
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第11章 ソフトウェアライセンス
ライセンスを考慮する理由
ソフトウェアは著作物。著者にはそのソフトウェアに関する排他的な権利が与えられる。ソフトウェアに関して著者に与えられる権利には、そのソフトウェアの利用を他社に許可するというものが含まれている。この条件を記したものがソフトウェアライセンス。
どのような条件で何が使用可能か十分検討が必要らしい。
- 使用するユーザに制限があるか
- 使用できるユーザに制限のあるソフトウェアは存在する
- 使用する目的に制限があるか
- 使用目的に制限のあるソフトウェアは存在する
- プログラムの再配布が可能か
- プログラムの再配布に制限のあるソフトウェアは存在する
- ソースコードにアクセスすることが可能であるか
- ソースコードにアクセスすることに制限のあるソフトウェアは存在する
- 期間に制限があるか
- 期間に制限のあるソフトウェアは存在する
オープンソースライセンス
商用のプログラムでは、それぞれ個別のライセンスが設定されることがほとんど。
オープンソースライセンスのいくつかを紹介する。
- Apache Software License
- BSD License に近いらしい
- BSD License
- Common Public License
- GNU General Public License (GNU GPL)
- Free Software Foundation で考案された
- このライセンスは伝染性がある
- 業務で取り扱う際には注意が必要
- GNU Lesser General Public License (GNU LGPL)
- MIT License / X11 License
- MIT で考案された
- MIT X Consortium で使用されている
- X Window System のライセンスとして知られている (筆者は知らなかった orz
- Mozilla Public License
- Mozilla Foundation で使用されている
- New BSD License とGNU GPL との中間に位置する内容になっている
詳しくはググってください。
以上で、第11章 ソフトウェアライセンスは終了です。
次回は、第3部 ネットワーク技術編の第12章 UNIX とネットワーク技術 です。